アーユルヴェーダ の薬草オイル一覧

アーユルヴェーダの薬草オイルって、ご存知ですか?
精油と違って、薬草を何十種類も鍋に一度に煮込んで、オイルに成分を移して寝かせて漉してを繰り返して1ヶ月ほどかけて作るもので、インド製やスリランカ製があります。
アーユルオイルもいろいろ
わたしはこれまで、インドのメーカーのもスリランカのメーカーのも試すだけに終わったメーカーなどなど10社以上のオイルは使ってきていると思います。
各社のオイルがさらに、アーユルヴェーダの古典レシピに従って、何十種類とあるんです。
ハーブの配合も違えば、ベースのオイルも違っています。(大半はセサミですが)
ココナッツベースの黄色いオイルは、ターメリックの色からきていたり、

セサミベースの真っ赤なオイルは、茜の色から出ていたりします。
他にも緑に仕上がっているオイルや、紫などいろいろあります。
「このオイルは、ハーブは何が入っているのですか?」
とよく聞かれるのですが、数十種類全部を説明書を持ってきて答えるわけにはいかないので、代表的でそのオイルを構成している特徴的なハーブを挙げる
もしくはどの臓器を整える効能があるかをお伝えしています。

ジャパナイズされたオイル
他にも、インドで日本人用にカスタマイズされた使いやすい透明なオイルもあります。
成分の抽出方法がアロマオイルと同じなのですね。
成分はこんな感じ。
ゴマ油、ヤシ油、オニサルビア油、ヒマラヤスギエキス、ハマスゲ根油、タチジャコウソウ油、シダコルジホリア油、ウイキョウ果実油、クスノキ樹皮油、ハッカ葉油、コミフォラムクル油、アジョワンエキス、ユーカリ葉油、タイワンニンジンボク油、セイヨウネズ果実油、フウセンカズラ油
実際に自分の肩やコリを感じるところに塗ると、たちまち巡りがよくなり、気分もしゃんとします。
ヤシ油、ヒマシ油、ゴマ油、コショウ果実エキス、メボウキ葉エキス、ウイキョウ果実油、コロハ種子エキス、セイロンニッケイ樹皮油、ニュウコウジュ油、ワサビノキエキス、ホウオウボクエキス、グレープフルーツ果皮油、インドレモングラスエキス、ショウガ根エキス、海塩、クスノキ樹皮油、セイヨウネズ果実油
これはヒマシ油が入っていますね!
セルライトに効果的なオイルですが、ヒマシ油のデトックス効果は最高です!
この2本を部位によって使い分けています。
これらももちろん、オーール天然素材です。
よく巷の天然素材のものって、効かないイメージがありませんか?
それって配合比率が低すぎるから、効かないんですよ。0.001%とか。。
アーユルヴェーダのオイルは、そのまま100%有効成分で、どかんと効能が響きます。
そして、良い素材は組み合わさって足し算ではなく、掛け算になるように作られているので、同じパワーも似た成分を掛け合わせることで効能が増強しています。
アーユルヴェーダのハーブオイルって何種類あるの?
アロマの精油と違い、アーユルヴェーダのオイルは混ぜて使わないため、種類でいうと何十種類というラベルがあります。
そして各ボトルには、それぞれ何十種類ものハーブが組み合わされてぎっしり詰まった濃厚なオイルとなっています。
その中でも代表的なオイルをご案内していきます。
使い方は、当方の経験よりアレンジも入っています。
インドのアーユルヴェーダオイル編
ナラヤーナ(Narayana)
ヴァータ・ピッタを鎮静
女性ホルモンの乱れによる生理周期の乱れ、更年期の症状にも
主なハーブ:シャタワリ
ピンダ(Pinda)
ピッタを鎮静
血液浄化によるあらゆる症状の改善、肌荒れやコリ痛み
主なハーブ:アカネ
クシーラバラ・タイラ(Ksheelabala thalam)
ピッタ・ヴァータを鎮静
こもった熱を発散させ、痛みや神経を鎮静
主なハーブ:バラー、バッファーロミルク
ダンワンタラン(Dhanwantharam)
ヴァータ・カパを鎮静
滋養強壮効果があり、疲れや体力の低下を補強
主なハーブ:アシュワガンダなど
ナラパマラディ・ケラム(Narapamaradi Keram)
ピッタ鎮静
ひどい肌荒れにも効果的で美肌を作る
主なハーブ:サフラン
エラディ・ケラム(Eladi Keram)
ピッタ・カパ鎮静
手湿疹など、湿の症状から肌あれが出ている場合に効果的
主なハーブ:エラ(ココナッツベース)
エラディ・タイラ(Eladi Thaila)
カパ・ピッタ鎮静
呼吸器系や粘膜の閉塞時に効果的
主なハーブ:エラ(セサミオイルベース)
コッタムチュカディ(Kotam chukadhi)
カパ鎮静
浮腫みや、末端の冷えに効果的
主なハーブ:マスタードオイル配合
ムリヴェーナ(Murivena)
カパ・ヴァータ鎮静
関節の痛みに効果的
主なハーブ:カンファー
用途:バスティ
スリランカのアーユルヴェーダオイル編
スリランカのアーユルヴェーダのオイルと使い方については、メール講座で解説しておりますので、よかったらご利用ください。
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マッサージの秘密
「アーユルヴェーダのトリートメントって効きが他のトリートメント格段に違いますよね!なぜですか?」
とよく聞かれることが多く、そのたびに 「オイルが良いですからね~」と答えているのですが、実はマッサージにも秘訣があります。それは、作用反作用の法則が活かされている手法だからです。
作用反作用の法則で考えるマッサージ
例えば、壁ドンして、壁が倒れず立っていてくれるのは
ドンと加えた力と同じ力で壁が腕を押し返してくれるから、同じ場所に留まります。
ということは、マッサージで筋肉を押すと、その力と同じ力で身体が強張り力を返しています。
リンパマッサージの場合
浮腫みを取るためにリンパをゴリゴリ流したら、その時は指の力で流れても、反作用で逆向きに流れる力を強めてしまい溜まる方向に進んでしまいます。
ですので、その時はすっきりするけれど、すぐに同じ状態か前より悪くなり、ずっとマッサージに行かなければ、いられなくなります。
「なんか身体に溜まってくる気がして気持ち悪いので、リンパをしっかり流してください。強めに!」
というリクエストもよくお聞きしますが、上記のような反作用の強い身体の状態になっているということなんですよ。
アーユルヴェーダの場合
一方、アーユルヴェーダの伝統的なオイルマッサージは、基本的に心臓から末端に流す方向で行います。
つまり中心から末端に流すから、末端から戻ってくる力が強まるので、老廃物が自発的に流れる力が強まるんです。
だから、すっきり感が他のトリートメントと違うんですね。
流れに沿うマッサージは本来備わった自分の排出力を補助するものなので、結果的に自分の排出力を使うことになり自立的です。
マッサージを受ければ受けるほど身体がよくなるのは、こうやって排出機能が高まるからなのです。
マッサージして、溜まって、またマッサージしてを繰り返す依存形と大違いなんですよ。
加えて、薬草オイルが浸透して血液と一緒に全身を巡り、各器官のバランスを取ってくれます。
肌の乾燥や浮腫みの解消に、ご自分でオイルマッサージをされてる方も多いかと思いますが、一度、逆の方向に流すのお試しください。
もし、デトックスのイメージが
「こそげ落とす」や、「絞り出す」というのが近ければ、
こんなイメージに変えてみてください。
「オイルで緩めて自然に剥がれ落ちる」
「流れを補助して、循環を促進する」
北風と太陽なら、やっぱり太陽です。