下ごしらえを侮るなかれ

実践COOKING
前提として、これは料理下手の人のために書いている。
わたし自身がほとんど料理をしない料理下手の人間であるからだ。言い訳をすると、わたしに料理をしろと言う人がおらず、なんでもやってくれる人しかいなかったからこうなってしまった。苦笑
ところが、ひょんなことから「猛烈に罵倒されながら料理を覚える」という機会を得た。
「その歳で、そんなことも出来ないの、終わってるね?!」
「いや終わってない、料理くらいで。」と口答えをしながら続けた料理レッスン
忘れないうちに備忘録としてまとめておきたい。
煮物で大切なことは大きく3つ
この3つのうちどれかをサボると美味しい出来上がりにはならない
下ごしらえ
・大根は1十字に切り目を入れて、食べやすくしておくこと
・魚は臭みをとるために、塩を振って水を出してからふきとる
もしくは酒を振る
・肉や魚の皮に切り目をしっかり入れておく、もしくは綺麗に除く
・魚の臭みをとるためには、熱湯をかけて血合の部分を変性させて、こそげとっておく
調味料はちゃんと量る
・目分量ではなく、全部きっちり量る
・煮物の基本は、さし(す)せそ同量で
・思いつきの調味料を好奇心で追加しない!
火加減は物によって順番がある
・たとえば鯛の兜煮は、最初に若干強めで煮ると身がふっくらと仕上がる(後は弱火でことこと)
・肉類は、コトコトと最初から弱火、気泡が1秒ずつ上がって消えていく状態で。
・焼き物は、強火で物によっては余熱を利用して火を通すと旨味が逃げない
ご注意あれ
今はレシピ動画もたくさん公開されているから、それに従って調理すればほとんどうまくいく。
けれど、下ごしらえを「まあ、いっかこれくらい」で済ませると後で、臭みが気になったり、パサパサしたり後味が悪い一品ができあがったりする。
料理は細部に宿るなのだ。
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