潜在的な素質の発現を見る〜ナバムシャ

人生の後半に実現するもの
インド占星術では分割図というものが、いくつかあります。
その中で重要なのが、9分割図のナバムシャと呼ばれるものです。
これは、その人の本質や人生の後半に現れてくるものだと言われていますが、後半とは大体40歳より後らしいです。
考えてみると、40歳までの人生とその後の人生で変わるののと言ったらなんでしょうか。
若さや体力がなくなったり、家族構成が変わるなどなどありますね。
若い頃は闇雲に求める
若いころは、自分が何に寄って立つか、何を生業にしていくか、状況や環境に依存して必死に食らいついていくような時期と言えるかもしれません。
体力もあるから、勢いで立ち向かっていくような時期とは言えないでしょうか。受け身傾向の強い女性でも、周囲の圧力に強さに流されやすい時期ではないでしょうか。
それに対して、ある程度の経験や立場を得た中年期は、少し落ち着いて状況を見たり、自分で選べることも増えてきます。
そして、自分について考え始めることができるようになっていくでしょう。
人生の意味を問うから答えが出る
精神的にも落ち着き、一歩ひいて自分の人生を考え直したとき、自分が残りの人生をどうしていきたいか、を考えることも出てくるかと思います。
自分は何を人生に求めているのか
なぜ生まれてきたのだろう
もしかしたら、若い頃は辛いことの意味を理解し受け入れるために、必要だった自己理解も、そのうち、その問い自体が人生そのものになっていくようになるかもしれません。
素の自分が求める人生
そうなった頃に求める人生の傾向が、晩年を表すナバムシャで現れてくるのではないかなと私は考えます。
外的圧力から自由になり、精神的にも成熟した状態になってから選んでいく人生の傾向を読み取れるのは、9分割図なのだとしたら、
あなたの後半の人生はどんなでしょうね?
もちろん、若年期の経験を積んだ上での壮年期、中年期ですから、繋がりを見る必要はあります。
けれど、何かがらっと、変わる部分もあるかもしれません。
そういうのを楽しみに、40代を迎えるのも面白いと思いますよ。
40歳をすでに超えていて、そう変わらない方は、もっと自分に素直に心に忠実に生きていってもいいのだとしたら、どうしていきたいですか?
人生には、たくさんのサプライズが用意されているけれども、それを求めなければ全く姿も見えないことも多いのだなと思います。
意識してそれを見て、求めれば、ちゃんと目の前に現れるのに。
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