大草原の小さな家〜男勝りのローラ

子供の頃に欠かさず家族で見ていたドラマは唯一これです。
父はテレビ番組に興味がない人だったので、珍しく勧める番組でした。
何がそんなによかったのでしょうか?
次女ローラはまるで男の子
3姉妹の中間子のローラは、野山を駆け回り野球をし、喧嘩っ早い正義感の強い女の子。
純粋で曲がったことが嫌いで、真っ直ぐなのでその分壁にぶつかることも多い。
姉のメアリーは優等生で、美人で欠点が見つからない。
街で人が振り返るくらいだ。
それに比べてローラは、そばかすだらけで、出っ歯でやせっぽち。赤毛のアンとかアニメのキャンディキャンディみたいなポジションである。
でも、こういう女子は、やけにモテる。
最初は喧嘩相手だったのが、全員彼女たちの虜になるストーリーが展開される。
そこからわたしは、さばさばした男勝りで、裏のない活発な女の子が好かれて愛されるんだと学習したようだ。
だから、妙に女らしいことやメソメソすること、品をつくるような女っぽさを否定してきた。
そして、男は強い女に頼りたがっていると、少し歪んだ思い込みに囚われてしまったようだ。
男性は女性を助けたい
大人になってから、教えられたこの事実をしばらくはうまく飲み込めなかった。
しばらく、重い荷物も持つことができ男勝りで仕事もなんでも頑張れる女性って愛されるんじゃなかったのか?!と放心状態に陥る。
荷物を持ってもらう、願いを叶えてもらう、頼み事をすると男性は喜ぶのだ。
きっとローラのパパも娘が危なっかしくて目が離せず、それはそのまま愛おしさに繋がっていたのだろう。
ローラも、パパが見守ってくれていたから、思いっきりバットを振れたし男の子と取っ組み合いの喧嘩ができたのだ。
パパは男の子が生まれるのを期待していたんでしょ、と小川のほとりでローラが泣いたことがあったけど、それは思い込みだった。
パパは、大人しい娘でもジャジャ馬でも、等しく助けてくれる温かな胸の人なのだから。
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